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アベノマスクは届かないが……新大久保では怒濤の「マスク叩き売り」が始まっていた

なぜだ!? 山積みされる“大量の箱”

source : 提携メディア

genre : ニュース, 社会, 経済, 商品, 医療

未だ届かぬアベノマスク…東京・新大久保では怒濤の叩き売りが始まっていた

なぜか新大久保に大量のマスクが…

新型コロナウイルスの影響で、マスクの需要は爆発的に高まったマスク。全国の薬局で品薄状態が常態化し、入荷しても売り切れてしまうほど、安定供給には程遠い日々が続く。そんな状況を見かねてなのか、安倍晋三総理大臣は1世帯あたり2枚のマスクを配布することを決めた。そのマスクが未だ届いていない家庭も多く、厚生労働省のホームページによれば、東京以外の46道府県のマスクの配布状況について「準備中」となっている。そもそも2枚だけもらっても、心細い。一方で異業種であるシャープ、トヨタ、日清紡HD、ヘリオスTH、DMMなどが次々とマスクの生産に参入し、全国マスク工業会によると店舗への入荷も増えているという。

筆者撮影 韓国コスメショップで天井近くまで大量に山積みされたマスク - 筆者撮影

そんな中、東京都新宿区の大久保通りには、マスクが売られている。それも大量にだ。一体どこからマスクを仕入れているのだろうか。筆者は東京のコリアタウン・新大久保に行き、マスクを売っている人たちに話を聞いてきた。

タピオカ屋も韓流ショップもマスク屋に転身

4月27日月曜日の夕方。若い女性や外国人で普段はにぎわっている大久保通りが、今日は寂しいくらい歩きやすい。はやりのグルメや韓国コスメ、韓流グッズなど、観光地としても名高い新大久保の売りはいくらでもあるはずだが、今は何よりもマスクが目玉商品だ。薬局はもちろんのこと、コスメショップ、韓流ショップ、韓国料理店、スーパー、タピオカ店まで、店頭にマスクがおかれている。見渡す限り“マスク屋”で、大久保通りは“マスク通り”と化していた。

韓国コスメショップで山積みになったマスクをまじまじと眺めていると、店員の韓国人とみられる女性に声をかけられた。「お姉さんのマスク、ちょっと薄いよ。買っていきなよ」とオススメされたのは、ウイルス99%カットと明記された1箱50枚入り3800円のマスク。

「一番売れているのはコレよ。今日は段ボール3箱分もまとめ買いした人がいたね。会社で使うって。自分で試して質を確かめてから、たくさん買うみたい」