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2020/05/21

ファーガソン氏が厳しく批判される背景

 ファーガソン氏は「すでに自分はコロナに感染しており免疫があると思った」と苦しい弁明をしたものの、マスコミから「ロックダウン教授のパンツダウン」などと皮肉られた。

 禁断愛が猛反発を受けた背景にはイギリスの厳しいコロナ禍がある。

 自身も罹患し、死の淵をさまよったジョンソン首相だが、2月末までに、コロナ対策の国家緊急事態対策委員会を5回も欠席。さらに「病院で感染者と握手した」と会見で発言するなど、危機感はなかった。

 ファーガソン氏らの提言を受けて外出禁止令を出したものの、時すでに遅し。現在、イギリスのコロナによる死者数は3万1000人を超え、欧州最悪の数字だ。

 混乱が続くイギリスでは、出口の見えない封鎖の継続で科学への信頼も急落。そこにファーガソン氏の醜聞が追い打ちをかけた形だ。

 また今回のスキャンダルは、経済を優先させたい強硬派が仕掛けたという陰謀説まで飛び交っている。

出典元

特大ワイド「コロナの主役と悪役」

2020年5月21日号

2020年5月13日 発売

定価440円(税込)

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