「アニメ化をきっかけに原作漫画へのファンの逆流入が起こりました。作品自体の魅力はもちろん、大きいのは動画配信サービスの普及でしょう。これまで、アニメを見るにはリアルタイムか録画が主流で、途中からの参入が難しかった。ところが、『鬼滅の刃』は地上波での放映当初からAmazon PrimeやNETFLIXなどでも配信されており、口コミで面白いと聞けば一気に追いつくこともできる」(同前)
アニメ放送(2019年4月〜)前は累計350万部ほどだった売り上げが、今年2月には4000万部を記録、5月には6000万部を突破した。印税に連載のギャラ、アニメ化の原作使用料やキャラクタービジネスなどで優に20億円は稼ぎだした作者だが、その正体はベールに包まれている。
性別も明かしていない作者の素顔は?
「性別すら明らかにしていませんが、処女作は2013年、24歳の時に書き上げた『過狩り狩り』なので、今は31歳前後。これが鬼滅の前身になった作品です。この時は福岡在住となっており、コツコツ新人漫画賞などに応募していたようです。初連載を機に上京し、初めてアシスタントなどを雇うのに、先輩漫画家の事務所を見学に行ったとか」(ジャンプ関係者)
メガヒットの物語は佳境を迎えている。ドル箱作品は、連載を延ばせるだけ引き延ばすのが常識だが、
「ジャンプではすでにボスの鬼舞辻無惨との戦いも終わっています。ネット上では様々に噂されてきましたが、実は作者は女性です。家庭の事情もあり、長く東京で漫画家生活を続けることはできないみたい。連載終了のタイミングで実家に帰るのではと囁かれています」(別のジャンプ関係者)
小中学校の休校が続いているためか、動画配信サイトでもランキング上位を走る同作。まもなく訪れるラストから目が離せない。
