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《CEO退任》エイベックス松浦氏が「偽装離婚で税金逃れ」を告白した“幻の自伝本”インタビュー音声を公開

幻冬舎見城氏は「ワクワクする」と絶賛

 エイベックス代表取締役会長の松浦勝人氏(55)の違法薬物使用疑惑について告発した同社の元社員でライターのA子さん(30代)。「文春オンライン」では4本の記事(第1部第2部第3部第4部)を報じた。A子さんが初めて松浦氏から違法薬物を勧められた日の証言や、「はっぱとか吸ってたよ」など松浦氏の肉声を公開し、松浦氏のハワイ別荘での“大麻漬け”生活についても詳らかにしている。(※今回報じる【松浦氏が税逃れの偽装離婚を告白した音声データ】は5月16日(土)20時放送の「文春オンラインTV」で公開します)

 2020年5月14日、同社は6月26日開催の株主総会において、松浦氏が代表取締役会長CEOから代表取締役会長となり、最高経営責任者(CEO)を退任する予定であると公表した。翌15日には松浦氏本人がTwitterで《先日発表があった通り、僕としては晴れて、最高経営責任者(CEO)から離れ、念願であったクリエイティブに専念することにした》と発言している。

松浦勝人氏 ©AFLO

浜崎あゆみとの恋愛の陰で違法薬物に耽溺

 松浦氏といえば、昨年夏に刊行されたノンフィクションライター・小松成美著の小説「M 愛すべき人がいて」(幻冬舎)がテレビ朝日とAbemaTVでドラマ化され、大きな話題を呼んでいる。本作は松浦氏と浜崎あゆみ、2人の秘められた恋愛模様が描かれた“事実に基づくフィクション”だ。ドラマでは浜崎をエイベックスの新人アーティスト・安斉かれん(20)が、松浦氏を三浦翔平(31)が演じている。

 2016年頃、ライターとして活動するA子さんは松浦氏と毎週のように松浦氏の自宅で過ごし、頻繁に連絡を取り合っていた。松浦氏と近しい関係にあったことで、松浦氏の自伝本を出版するため密着取材することになり、松浦氏の証言を録音していた。奇しくも今回、それが違法薬物使用の証拠となったのだ。

出版が取り止めになった“幻の自伝本”

 取材班がこれらの証拠テープなどを入手したのは昨年12月。物証の中には、松浦氏に関する40時間に及ぶ録音や膨大な量の写真、そしてA子さんが書き上げた約10万字に及ぶ松浦氏の自伝本の原稿も含まれていた。しかしその原稿はいまだ世に出ていない。印刷目前に出版が取り止めになってしまったのだ。そしてこれがきっかけで、A子さんは松浦氏と袂を分かつことになる。

 取材当時、A子さんは取り止めに至る経緯をこう明かしている。

「ことの始まりは2016年12月2日。幻冬舎の地下会議室で、有名編集者である箕輪厚介さんから『松浦さんの本を出したい』と相談されたことがきっかけでした。当時、私はライターとして仕事をするなかで箕輪さんと知り合い、たまに連絡を取っていました。そんな折、松浦さんの自伝本の取材・執筆を依頼されたのです」