A子さんの自分宛てメールには《ちょっとしょっく》、《(松浦氏は)不良すぎるけどそれでもいいや信用してる》という記述も残っていた。
この一件があった数日後、A子さんは松浦氏の自宅に招かれた。
「その頃はまだ茶色いシートの効き目が残っていました。二日酔いのようになりながら、『辛いなあ、いつ終わるのかなあ』と考えていたら、松浦さんの女友達のB子さんから『今から社長の家に来て』と連絡があったんです。倦怠感の残った体で、松浦さんの家に向かいました」
着いたのは港区内の高級レジデンス。その一室で、松浦氏とB子さんが“タバコのようなもの”を吸いながら待っていた。
「松浦さんにシートが効きすぎて辛かったという話をしたら、松浦さんも『あんなに効くとは思わなかった』と笑いながら驚いていました。『もう二度とやりたくない』と言うと、松浦さんは自分が吸っているものが大麻だと明かしたうえで、私にも吸うように勧めてきたんです」
A子さんは「タバコも吸ったことないのに無理です」と断ったが、松浦氏は構わずこう話した。
「『シートは強かったかもしれないけど、紙巻きなら吸う量も調整できるし気持ちよくなるよ』と勧められました。『呼吸法を教えてやるから』と言って、その時は半ば強引に大麻を吸わされました」
松浦氏に言われて“大麻酩酊”の場面を自撮りしたA子さん
この日、大麻を吸ったA子さんを撮影した動画がある。音楽が鳴り響く暗い部屋で、白い服を着たA子さんが〈もう目がしんどいよー〉と話している。それに対して〈酔っぱらうとそんなんになっちゃうの? 目が〉という松浦氏の声も記録されている。A子さん曰く、「松浦さんも大麻を吸っていた」ためか、音声を確認すると、松浦氏は呂律の回らない口調で話しかけている。
「松浦さんに『目がおかしい。自撮りして確かめてみろ』と言われて撮った動画です。この動画を撮ったときは社長も大麻を吸っていました。正直、紙巻きで吸う大麻はシートとは全然違って、リラックスした気持ちになれました」
松浦氏らが当たり前のように大麻を吸っている姿を見ているうちに、A子さんの罪の意識は薄らいでいった。