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セクハラをしたのはミスコンの「プロデューサー」

「彼女は負けん気の強い子ですから。セクハラを受けても一時は笑って受け流そうとしていました。でもショックじゃないわけないですよね。ふとしたときに落ち込んでしまうようで、その姿を見ていたらどうしても許せなくて、お話しようと決めました。

 セクハラをしたのは『ミス慶應コンテスト運営委員会(以下、運営委員会)』のプロデューサー、A氏です。運営委員長は商学部2年の学生なのですが、常に二人で相談しながらミスコンの運営を主導しています」

今年のファイナリストは6人。濱松さんは下段中央(ミス慶應コンテスト2019Twitterより)

 主催側の中心人物とも言えるA氏だが、実は慶大の学生ではない。A氏は40歳の会社経営者だ。アパレル会社、株式会社リクルートを経て、2007年に経営コンサルティングやPR動画制作などを請け負う会社を創業。最近では文化庁が主催するイベントの映像制作なども手がけている“社会人”なのだ。

「クリエイティブな仕事をしている人なんだろうな、という印象です。高級そうな帽子やサングラスをしていて、服装もお洒落。SNSにも高級そうなお肉やお酒、海外での仕事の様子などを沢山載せていて、”成功者”という感じです。既婚者で、奥さんも美人な方だそうです。A氏が慶應ミスコンに関わるときには『お金持ちのおじさんがミスコンの運営になるらしい』と学生の間で噂になりました」(ミスコン関係者)

 なぜ慶大生ではないA氏が慶應ミスコンに関わっているのか。その背景には、混迷を極める慶応ミスコン運営の内情がある。

3年前に運営団体が不祥事で解散

 発端は2016年10月。当時ミスコンを運営していた「広告学研究会(以下、広研)」メンバーの一部が未成年の女子学生への飲酒強要と集団強姦をしていたことが発覚。加担した学生のうち3名は無期停学処分、ミスコンは急遽中止に追い込まれた。
 
 慶應ミスコンは元フジテレビの中野美奈子や、元TBSの青木裕子など人気アナウンサーを多く輩出してきた “女子アナの登竜門”。広研も90年の歴史を誇り、卒業生の多くが大手マスコミに就職してきた伝統ある団体だ。この事件は大きな注目を集め、連日メディアでも報道された。