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耳元で「ラウンジ嬢ごっこしよう」

 そんなやりとりの後、A氏と濱松さんが店を出たのは0時半頃。深夜にもかかわらず、A氏は「今からクラブ行くぞ」と言ってタクシーに乗り込んだ。濱松さんも誘いに乗ったという。

「20万円を受け取ることを拒否しましたし、これ以上断って機嫌を損ねたらミスコンの活動がしにくくなるかもと思うと断りづらくて。でも行かなければよかったです……」(同前)

11月の最終選考に向けて、今後も様々な活動が予定されている(ミス慶應コンテスト2019公式サイトより)

 新宿区にあるクラブ「X」に着くと、A氏はメインフロアのVIPルームへと向かった。

「VIPルームはソファー席で、Aさんは私の右隣に座りました。Aさんの右隣には『X』の代表でAさんの友人だという方が座っていました。するとAさんが突然腰に手を回してきたんです。腰にあった手は徐々に下がってきて、スカートの上からお尻を触られました。すごく嫌でしたが、場の空気を悪くしないよう『そういう(安っぽい)ことはしないよ』と冗談っぽくかわそうとしたんです。しかしAさんは『ラウンジ嬢ごっこしよう』と言って、やめてくれませんでした」

 そしてA氏は濱松さんの口元に顔を近づけてきた。濱松さんは咄嗟によけたが、よけきれず頬にキスされてしまったという。 

「顔を背けていたのですが、口の周りに何度もされて……。髭がチクチクして痛くて、不快で、必死に拒んだ記憶があります。親のような歳のおじさんに体を触られただけでも気持ち悪いのに、キスまでされてぞっとしました」(同前)

運ばれてきたのは“テキーラ観覧車”

 前掲のLINEはこのときに送られたものだ。A氏の死角になる左側で、見つからないように携帯を操作していたのだという。

「とにかく隙を見てここを出なければと思って、こっそり友達に連絡していたんです。でもなかなか(店外に)出れなくて。そのうちテキーラのショットが何杯も乗せられた観覧車のようなスタンドが運ばれてきたので、さすがにまずいと思って『友達と会うので帰ります』と言って店を出ました。

 直後は大したことじゃないと思い込もうとしました。でもやっぱり軽い扱いをされたことに対してのショックがとても大きくて……。プロデューサーとして権力もお金も人脈も持っているAさんに『あの日私にセクハラしたよね?』と言うこともできず、今まで黙っていました」(同前)

 セクハラの事実についてA氏、運営委員会、慶應義塾大学にも取材をした。すると運営委員会からは驚きの回答が送られてきたのだ――。(後編に続く

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