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 音声には事態を収めようとしたR子さんがヨウコちゃんに対し、「いい子いい子~って。ごめんね~って」と呼びかける声も記録されている。R子さんの声は優しげだが、少し震えてもいた。音声の後半には、保育士Bがヨウコちゃんをある女性芸人の名前で呼ぶ声も録音されていた。女性芸人の個性的な顔立ちとふくよかな体型が似ていることから、Bはヨウコちゃんをそう呼んでいるという。

昼寝から早く起きた子をバインダーで叩く

目隠しをして子供と遊ぶ社員保育士B ©文藝春秋

「Bさんはヨウコちゃんを●●(女性芸人の名前)と呼び捨てて笑っていました。そこには侮蔑的なニュアンスが含まれています。しかし、何もわからないヨウコちゃんはBさんが笑ってくれたと思ったらしく、Bさんに対して笑顔を見せたんです。それをBさんがまた『笑ってんだけど!』と馬鹿にしていて……。守ってあげられなくてごめんねという気持ちでいっぱいです」(同前)

 9月7日の音声には、Bがヨウコちゃんの頭を厚紙製のバインダーで叩く音も記録されている。

「ヨウコちゃんだけ早くお昼寝から起きてしまったときがあったんです。大人しくお布団の上に座っていたのですが、Bさんは気に入らなかったようです。手に持っていた新品のバインダーのビニール袋を取りながら近づいてきて、そのバインダーでヨウコちゃんの頭を叩いたんです。『バン!』という大きな音がして、ヨウコちゃんは何が起きたのかわからず、びっくりしていました」(同前)

子供が泣き叫ぶ“お叱りベッド”

 さらにR子さんは園内で「お叱りベッド」と呼ばれている、ベビーベッドの存在についても明かす。

「Bさんは『反省ベッド』とも呼んでいます。園には3つのベビーベッドがあるのですが、すべて“お仕置き用”なんです。泣き止まない子やいたずらをした子を、年齢問わず、このベビーベッドに入れて長時間放置するのです。ひどい時は1時間ほどして、Bさんが『あ、〇〇のこと忘れてた』と思い出したようにベッドから出すなんてこともありました」

3つあるベビーベッドすべてに子供が入れられていることもあるという ©文藝春秋

 音声にも「ほら、ベッド行け!」というBの声と、そう言われて泣く幼児の声が録音されている。