昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載THIS WEEK

娘の留学費用、父に利益供与……「慰安婦を利用」尹美香氏の“私物化疑惑”

 韓国で慰安婦問題をめぐり内紛が勃発している。

 5月7日、元慰安婦の李容洙さん(91)が会見を開き、30年あまり活動をともにしてきた慰安婦支援団体、旧「挺対協」(現在は「正義記憶連帯」=正義連)との完全決別を宣言。李さんといえば、2017年の晩餐会でトランプ米大統領と面会するなど、慰安婦のシンボルといっていい存在だ。

 さらに会見で李さんは、元代表の尹美香氏(55)に資金流用や会計不正の疑いがあるとして、「慰安婦を利用するだけ利用した」などと激しく非難した。

「きっかけは今年4月、尹氏が国政選挙で当選し、革新系与党の議員となったことです。今回の会見でも、李さんは『(活動家は)議員になってはならない』『抗議運動の方法が間違っている』などと発言しています。李さんの怒りは相当なもので『団体は解散するべき』とまで口にしていました」(韓国一般紙記者)

検察に告発された尹氏 ©共同通信社

 尹氏は慰安婦問題の第一人者だ。旧「挺対協」のトップに就任後、毎週水曜日に日本大使館前で行われる抗議活動を展開するなど、慰安婦問題をリード。また国連に慰安婦問題を訴えたり、2015年の日本政府が拠出した和解金を慰安婦に受け取らないよう説得するなど、海外でも活発に活動してきた。