昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載THIS WEEK

2020/06/03

“トランプの顧問弁護士”バー氏の徹底したトランプ擁護

 就任以来、ホワイトハウスの守護神となったバー司法長官は、トランプへと伸びる司直の手をことごとく断ってきた。

「バー氏は、昨年9月に告発されたウクライナ疑惑については一切、捜査しなかった。またロシア疑惑で有罪となったトランプ側近のロジャー・ストーン氏の裁判に介入し、4人の検事が担当を降りるなどし、なんと求刑が軽減された。この時も司法省のOBら1000人以上がバー氏辞任を求める声明を出しています。また昨年9月には、検察が節税や脱税を疑われるトランプ大統領に対し納税申告書の提出を求めたところ、バー氏は提出を拒否するトランプサイドについたのです。メディアからトランプの顧問弁護士と呼ばれる所以です」(同前)

「大統領の権力は最大化されるべき」という信条のバー氏が、司法長官をつとめるのはこれで2度目。

「幼い頃から共和党支持者のバー氏は、CIAなどを経て、90年代前半にパパ・ブッシュ政権で司法長官を務めた。ほぼ引退状態にあった18年6月、彼はロシア疑惑の嫌疑がかけられたトランプを徹底擁護。トランプにその功績を認められ、ジェフ・セッションズ前司法長官の更迭後に抜擢されたのです」(同前)

 フリン氏の起訴見送りについてワシントンの連邦地裁は承認しておらず、現在も混乱が続いている。

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー