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連載すごいアート

モネとマティスは目指すべき絵を描くためにどんな努力を重ねたのか

『モネとマティス―もうひとつの楽園』――すごいアート

2020/05/29

 太陽の光のもと輝く風景を描いたモネ。エキゾチックな室内空間を伸びやかに描いたマティス。19―20世紀、フランスで活躍した二人の画家の人気は日本でもひときわ高い。

 本展では「楽園」をキーワードにモネとマティスの画業を対比しながら紐解く。楽園、それはいわばそれぞれの画家が描き出そうと夢見た世界。それをかなえるため彼らはどんな努力を重ねたのだろうか。

 モネは自宅に睡蓮の池を設(しつら)え、季節や時間により変化する風景を繰り返し描いた。マティスは異国風のモデル、鮮やかな壁紙やカーテンで部屋をスタイリングし、色彩豊かで装飾的な絵画を追い求めた。

 会場には「睡蓮」や「リュート」など約70点の作品、彼らに影響を受けたカンディンスキーや同時代の画家の作品も並ぶ。目指すべき絵を描くため、念入りな状況作りから始めた二人の画家。革新的な絵画の世界を開いたその先鋭性に注目したい。

INFORMATION

『モネとマティス―もうひとつの楽園』
ポーラ美術館 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
開幕日未定~2020年11月3日(火・祝)*開幕日HP参照
https://www.polamuseum.or.jp/sp/monet_matisse/

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