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【慰安婦団体内紛】横領疑惑を全面否定の尹美香氏 北朝鮮との密接な関係

2020/06/08

「国民が十分だと判断するまで、疑惑を明らかにしていきたい」

 5月29日、元慰安婦支援団体「正義記憶連帯」(正義連)の前理事長で、国会議員の尹美香氏(55)が会見を開き、横領疑惑について全面否定した。

「会見が行われたのは国会が開く前日のこと。疑惑が報じられてから20日間、口を噤んでいた尹氏がこのタイミングで会見を開いたのは、会期中は逮捕されない国会議員の不逮捕特権が念頭に置いてのことと見られる。ただ疑惑の核心である寄付金の個人口座への振込などについて具体的な証拠を示せず、疑惑は深まった」(一般紙記者)

検察は尹氏の捜査を続けている ©共同通信社

 大学院卒業後の20代の頃より、同団体で幹事を務め、今年3月まで約30年元慰安婦の支援活動を続けてきた尹氏。娘の米国留学費用に正義連への寄付を使った流用疑惑も全否定し、次のように述べた。

「大半の資金は、夫の刑事補償金および損害賠償金から賄っており、その他、不足した費用は家族と自分のお金を充てた」

 前出の記者が明かす。

「尹氏の娘は、慶熙大学音楽学部器楽科でピアノを専攻。3月まで米ロサンゼルスの名門・カリフォルニア州立大学(UCLA)音楽大学院に留学していた。当初、尹氏は、娘の留学費用について『奨学金を受けた』と話していましたが、後に夫が得た刑事補償金で賄ったと説明を変えている」