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自殺が後を絶たないリアリティ番組

「悪役はキャラだけで、本当の花は涙もろい繊細な子。5月に保護猫を引き取り、『からあげ』と名づけて可愛がっていた。中傷なんて無視すればいいのに真面目に一つ一つ見て心を痛め、ここ1カ月はふさぎ込んでいました」(前出・友人)

 こうしたリアリティ番組は海外でも人気だが、出演者の自殺が後を絶たない。

「昨年、英国の番組では、浮気していないことを嘘発見器で証明しようとして失敗し、婚約者と破局した63歳男性が自殺。韓国でも14年、29歳の女性が『番組が放送されたら韓国で暮らせなくなる』と母親に告げ、撮影現場で自殺した。制作側は出演者のSOSに気づかず、映像の面白さを追求してしまうのです」(放送ジャーナリスト)

花さんのSNSに残された写真

「テラハ」では山里亮太らMC陣が、出演者について「怖いね〜あの子は」「クソみたいな奴らがいなくなってよかった」などと発言し、視聴者を煽ることもあった。ITジャーナリストの篠原修司氏はこう語る。

「テラハのように、芸能人のMCが出演者に辛辣なコメントをする構成では、視聴者も『こいつは叩いていいんだ』と勘違いしてしまう。SNSでダイレクトに誹謗中傷できる今の世の中で、炎上が予想される動画を配信した制作側が、演者のフォローをちゃんとしていたのか疑問です」

 フジテレビに見解を問うと「番組にご出演されたことが話題になり、中にはSNS上で心ないコメントがあったことを非常に残念に思います」と回答。

 5月23日、花さんは〈愛されたかった人生でした〉〈ばいばい〉とSNSに投稿した後、命を絶った。

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