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2020/06/16

監査法人も辞退……8人の執行役員が訴える危機感

「退任後も金田会長、藤野社長は宏氏を通じ、会社への影響力を維持すると見られています。そのため5月には、監査法人が『(現行の)天馬のガバナンス体制には信用が置けない』と監査業務の継続を辞退。また6月2日には天馬の監査等委員会が、会社側の取締役選任議案を不適切とする意見を提出している。そんな中、8人の現役執行役員が、現経営陣を一掃し、自分たちを取締役に新任する株主提案を総会で提出するというのです」(前出・記者)

 5月末、8人の執行役員が筆者の取材に応じ、危機感を訴えた。

「現経営陣を一掃しないと天馬の将来はない」(坂井一郎氏)

「このままでは(キヤノン、リコーなどコンプライアンスに厳しい)グローバル企業との取引がなくなってしまう」(春山幸雄氏)

 天馬は「金田(宏)及び須藤は無知ゆえの不適切な対応であったと反省しております。当社の企業価値の維持・回復に向けた施策は両名が主導的に対応しています」と回答した。

 東京地検も巻き込んだ東証一部企業のお家騒動。総会での株主の判断が注目される。

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