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ロッテ・佐々木朗希とヤクルト・奥川恭伸 注目の2人に見えた“長所”と“短所”

 開幕が6月19日に決まったプロ野球。例年より約3カ月遅れとなり、今季の試合数は120試合と23試合も少ない。選手にとってはどんな影響があるか。

「体づくりの時間が稼げた高卒ルーキーたちには、プラスに働いているようです」とはスポーツ紙デスク。

「メディアやファンに過度に注目されるプレッシャーもなく、各々のペースで調整できている。シーズン中は一軍選手にかかりきりの首脳陣も、二軍の新人たちの現状をしっかり把握し、可能性や弱点を見極めながら“熟成”させることができますからね」(同前)

 そんな中、最も注目を集めるのはロッテ・佐々木朗希投手(18)。5月26日のシート打撃では160キロをマークし、圧倒的なポテンシャルを披露した。

「順調に仕上がっており、開幕前に一軍の練習試合で投げさせようと首脳陣は予定していました」(同前)

 だが、思わぬ“弱点”が見えた。井口資仁監督は「シート打撃登板後から、疲労が抜けづらくなっている」と登板の見送りを決定。一軍担当だが、まるで“専従”のように佐々木をチェックしている吉井理人投手コーチはこう説明する。

「強度が急に上がったので、その後の回復、反応がどうなのかなと見ていましたが、思った以上に(体が元に)戻ってこない。メディカル部門も、まだ十分に中身が成長しきっていないと。栄養と休養をとらせて、成長を促す考えです」

佐々木の一軍デビューはまだ先か ©共同通信社

 ロッテ番記者は「吉井コーチがそばにいるのは、佐々木の将来にアドバンテージとなっている」と語る。

「11月まで試合が続くので、シーズン後半に一軍デビューさせたいと計算しているようです」(同前)