ロッキンも2020年の開催は断念
茨城県で8月8~10日に開催予定だった「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」も同じく、2020年の開催を断念。こちらも感染拡大が収束する見通しが立たないことが理由という。
――開催中止となった理由は?
新型コロナウイルスの感染収束の見通しが立っていないこと、参加者・出演アーティスト・スタッフそれぞれに感染防止対策を講じなければならないこと、多数の参加者が茨城県外から電車・バスなどで参加されることなどを話し合った結果、今年の開催は困難と判断しました。
――来年以降の開催については?
検討はしていますが、現時点でお伝えできることはありません。
今年限りの「スパソニ」は開催の方針
「サマーソニック」に関しては、2020年は東京五輪の影響でもともと8月の開催予定はなかった。代わりに今年限りのフェスとして、千葉県(9月19~21日)と大阪府(9月19、20日)で「スーパーソニック」を開催予定だったところに、新型コロナウイルスの問題が出てきた。
――新型コロナでスーパーソニックはどうなる?
6月12日時点では、予定通り開催の方向で進めています。ただ、新型コロナの問題があるので、人数の制限などで全体のキャパシティを減らすことも考えなければならないかもしれません。すぐに発表できることはありませんが、シミュレーションなどを通じて検討していきます。
――アーティストの参加状況などに影響はある?
現段階では、出演が決まっているアーティストのキャンセルなどは起きていません。ただ、海外と国内では人の行き来ができない状況もあるので、入国制限などの情報を注視していきたいと思います。今後の開催情報については、公式サイトで発信していきます。
音楽はストリーミングサービスなど自宅でも楽しめるが、やはりライブでしか味わえない興奮もある。2020年内は厳しいかもしれないが、来年こそはアーティストとオーディエンスが一緒に盛り上がれる夏が来ることを願いたい。