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記者たちの危機感「これではネット記事と変わらない」

 何より記者たちが困るのは、選手が病気やケガをしても、球団の裁量如何で表ざたにならないことだ。

「現状では試合開始1時間前しか入場できず、試合前練習を見ることもできない。グラウンドにも降りられず、練習中のベンチ内の様子も見られないため、いるはずの選手やコーチがいないことに気づきにくい」(同前)

 コロナ陽性判定を受けた坂本と大城卓三捕手の“濃厚接触者”となった宮本和知コーチと相川亮二コーチが自宅待機していたことも後になってから判明したという。別の巨人担当記者は「キャップ級のほとんどの記者は自腹で抗体検査を受けていて、みんな陰性です。メディア側の定期的な検査を条件にして、自由取材を認めてほしい」と訴える。

 現在、各球団ともSNSでの情報発信が増えているが、前出のデスクは「スポーツ紙もこのまま球団に都合のよい“大本営発表”だけしか報じられないようでは、ネット記事と変わらなくなり、読者もますます離れてしまう。スポーツメディアの危機ですよ」と憂う。

 スポーツ紙記者たちの巻き返しを期待したい。

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