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久米宏、ついにレギュラー消滅 原因はギャラ問題か政権批判か?

 フリーアナウンサーの久米宏(75)が、唯一のレギュラー番組『ラジオなんですけど』(TBSラジオ)の6月末での降板を、6月6日の番組内で発表した。

〈ここ数年、自分でもあれっていうような言い間違いが多い〉と理由を語った久米。放送記者が言う。

「2006年のスタート当時は、みのもんた(75)、小倉智昭(73)と同世代の大物司会者3人が同時間帯で競い話題になったが、最終的に久米がいちばん長く、約14年続いた。3月末でレギュラーがなくなったみのに続き、第一線からの“退場”ということになる」

 久米は早大卒業後の1967年、TBSに入社。『ザ・ベストテン』などで脚光を浴び、79年、34歳でフリーに転身。85年に始まった『ニュースステーション』(テレ朝)のキャスターとして大きく飛躍した。

「バラエティー色の強い久米に報道は無理と言われたが、硬軟取り混ぜた仕切りで新しいキャスター像を確立。未開拓だった午後10時台の報道番組を定着させた」(テレビ制作関係者)

 だが、開始20年目の04年、番組は終了。

『Nステ』終了後、テレ朝には一切出演していない ©共同通信社

「視聴率の低下というより、1日100万円超ともいわれた久米のギャラなど、制作費の高騰で番組が維持できなくなった。久米にとっては本意ではなかったはず。一方で当時59歳の久米が『余力を残してやめたい』と語ったように、彼なりの美学もあった。久米のスタイリストを務める麗子夫人も、常に久米のテレビ映りを気にしていた」(同前)