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連載シネマチャート

政治をも動かしたドイツの法廷小説が映画化 「コリーニ事件」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

2001年、ベルリンのホテルのスイートルームで、大物実業家が殺害された。新米弁護士のカスパー・ライネン(エリアス・ムバレク)は、被疑者のファブリツィオ・コリーニ(フランコ・ネロ)の国選弁護人に任命されてから、被害者が少年時代の恩人のハンス・マイヤーだと気付く。ライネンは裁判に私情を持ち込まないことを決意し、被疑者に接見するが、コリーニはなぜか黙秘を貫く。殺害の動機を探るために、コリーニの生まれ故郷を訪れたライネンは、ある凄惨な事件と驚くべき真実、そしてドイツ史上最大の司法スキャンダルにたどり着く。

〈解説〉

刑事事件弁護士で作家のフェルディナント・フォン・シーラッハの世界的ベストセラー小説を、『クラバート 闇の魔法学校』のマルコ・クロイツパイントナー監督が実写化した、リーガル・サスペンス。123分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆法廷劇しかもドイツなので前半は堅苦しく感じたが、後半、一気にドラマティックな展開に。老弁護士役の老俳優、シブイ!

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆手堅く撮っているが、問題意識に縛られた優等生的な殻を破れない。演技が生硬で、フラッシュバックの処理がもたつく。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆原作を知らなくても、正義と司法制度のもどかしさを実感。台詞と展開にもう少し繊細さがあれば。特に悪女ぶりが残念。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆戦争犯罪の免責から法と正義のジレンマを熱誠な姿勢で問う。勇猛かつ生真面目だが、一本調子な語りに鈍重さも感じる。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆ドイツ司法とフランコ・ネロ! 熱い銃弾と燃え滾る凍った瞳。ネロが今作を演じることに大いなる映画遺産価値ある逸品。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©2019 Constantin Film Produktion GmbH

INFORMATION

『コリーニ事件』(独)
全国順次公開中
https://collini-movie.com/

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