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若者の20%超が“失業者”…「ドン底の韓国経済」に無策すぎる文在寅政権

なぜ世界で最も深刻な状況なのか

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genre : ニュース, 国際, 経済

韓国「最悪の失業率」で地獄が到来…何もできない文在寅でヘルコリアが加速

韓国の失業率が10年ぶりの悪化

韓国統計庁が6月10日発表した5月の失業率は、4.5%に悪化し、2010年1月以来、10年ぶりの高水準となります。韓国では全体に比べて、若者の失業率が2.5倍と高く、若者の就職先が限られた社会となっています。文政権は公約として「81万人の雇用創出」を掲げていましたが、結果、高齢層の雇用拡大が進み、若者の雇用状況は改善されていない状態が続いています。

写真=iStock.com/Oleksii Yeremieiev ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Oleksii Yeremieiev

経済的に対極にある韓国の家族の「格差」を描いた、ポン・ジュノ監督による『パラサイト』はカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを獲得し、アカデミー賞の作品賞を4部門受賞し、世界で高く評価されています。フィクションですが、映画の中に出てくる「半地下(バンジハ)」と呼ばれる住居は、実際に存在しており、半地下に暮らす人々は、韓国統計庁の2015年人口住宅総調査によると、約82万人にも上るといわれています。

持てる者と持たざる者が浮き彫りになった『パラサイト 半地下の家族』。実際のソウルで半地下に暮らす、多くの若者は、家賃の安い半地下で暮らすことで、予定より早くお金が貯め、早くマイホームを持つという“夢”を見ている者もいます。

「半地下の臭いだよ」、臭いが住民に染み付く

低家賃のアパートである「半地下」とは、その名の通り、地上と地下の中間の「半地下」に建てられた貧困層用の住居です。ソウルでは家賃高騰が続いていますが、半地下は月々の家賃は約54万ウォン(約5万円)。この安さから、住む場所として選択する人が多いのです。その住環境は外から家の中が丸見えの部屋もあり、プライバシーが守られにくくなっています。また、洪水の際には家の中が泥水であふれ、非常に不衛生でカビが発生しやすい環境です。最近は、洪水の対策を取られた家も目にすることができます。

ただ、半地下には独特の「臭い」がある。映画の中では、その臭いが住民に染み付き、見た目や言葉を誤魔化しても、消えない「臭い」となることが表現されています。この「臭い」は、近隣の高層マンション群の高所得者との埋められない「格差」を浮き彫りにしています。