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引責辞任した前相談役が補填を指示

 補填を指示したのは金品授受問題で3月に引責辞任した森詳介前相談役。森氏には辞任後も、社用車と執務室が与えられていたことも明らかになった。

「現在の関電で最も影響力を持つ実力者が森氏です。送電線などを扱う工務畑出身で、社長から会長になった2010年以降の社長人事を掌握してきました。電力会社では顧問や相談役に退いても執務室、秘書、送迎車の3点セットが常識ですが、関電は特に甘く、難聴で退任したはずの社長が、長く顧問料を貰っていたケースもあった」(関電OB)

 関電の企業体質のルーツとも言える存在が、今年2月に97歳で亡くなった小林庄一郎元会長だ。

「彼は関電“中興の祖”と呼ばれた芦原義重名誉会長の経営私物化に異を唱え、1987年に解任クーデターを主導。清廉な印象があるが、その後は芦原氏らに接触する幹部の動向を報告させて恐怖政治を敷き、20年、経営を指揮した。退職時には関電本体と子会社とを併せて巨額の退職慰労金を手にしました」(同前)

 件の森氏を幹部に引き上げたのも小林氏だったという。負の連鎖を断ち切らない限り、関電に明日はない。

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