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「うちの息子を返せ!」と怒鳴り込んだ親も……

「毎日4〜5人の中高生たちが出入りするようになり、道路を占拠してタバコをバカバカ吸ったり、深夜にバイクのエンジンを吹かしたりして、うるさいし怖いし、本当に迷惑していた。学校から帰ってきてそのまま泊まっていくような子もいましたね。一度、『うちの息子を返せ!』と怒鳴り込んだ親御さんを見ました」

 近隣からの通報で、今年に入って2度、警察に注意されていたという北條家。実は現在の自宅からほど近い、前に住んでいたUR団地でもトラブルを起こしていた。当時の隣人が明かす。

「ここに住んでいたのは4〜5年くらい。夜中でも関係なく、毎日、子供たちと一緒に騒いでいましたね。特に旦那さんがひどくて、叫び声や飛び跳ねたりする音で、ノイローゼになりそうでしたよ。何度苦情を言っても収まらなかった」

送検される北條容疑者(JNNより)

夫婦と子供たちが“接点”を持ったきっかけ

 だが何故、この夫婦と子供たちは接点を持つに至ったのか。家に出入りしていた別の高校生が経緯を語る。

「元々は7〜8年前、今の高2、高3の代が小学生の頃に仲良くなったんです。夫婦に子供が生まれる前からかな。公園で夫婦に声をかけられ、一緒にサッカーとかをして遊んだのがきっかけです。2人とも優しく、同じ目線で接してくれるので、男女を問わず家に出入りするようになった。敬語も使わず、奥さんは『マホ』、旦那さんも下の名前で呼ばれていた。事件になった中学生は、元々家に来ていた子たちに誘われて集まってきた弟世代の子です」

 夫婦と子供たちの距離は異常なほど近づき、現在は仲間同士の所在地を共有できる「ゼンリー」というアプリを使って互いの居場所まで把握していたという。