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“女性の人権守護者”から一転、“セクハラ容疑者”に……自殺したソウル市長の手法

2020/07/18

 韓国の朴元淳ソウル市長(享年64)が7月10日未明、市北部の山中で遺体で発見された。遺書には「全ての方々にお詫びする」「ただ苦しめることしかできなかった家族に対し、ずっと申し訳なく思っていた」などと書かれていた。

 自殺の原因とみられるのが、8日に元秘書の女性が警察にセクハラ被害を訴えたことだ。次期大統領の候補だった朴氏の疑惑は、警察当局から大統領府にすぐさま報告され、衝撃が走ったという。その報告の過程で朴氏の耳にも入ったようで、翌9日の公務をキャンセルし、失踪していた。

文在寅大統領とは司法研修の同期 ©共同通信社

 朴氏だけでなく、進歩(革新)系有力政治家が、最近、立て続けにセクハラ騒ぎを起こし、安熙正元忠清南道知事、呉巨敦元釜山市長は職を辞していた。

「朴市長のアイデンティティーは女性の人権の守護者というイメージに他ならない。社会的な弱者に寄り添う人物として尊敬も受けてきた。加害者としての疑惑を受け、死を選ぶ選択しかなかったのだろう」(与党関係者)

 人権派弁護士である朴氏の名声を確固たるものにしたのが、1993年に弁護を引き受けた「ソウル大助教授セクハラ訴訟」だ。6年に及ぶ法廷闘争の末、加害者の教授に損害賠償を命じた判決を勝ち取った。