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連載シネマチャート

「ヤクザと刑事が悪魔を捕まえる」という奇想のドラマをマ・ドンソク主演で描く 「悪人伝」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

韓国の天安市。ヤクザの組長のチャン・ドンス(マ・ドンソク)は、夜道を一人で運転中に、追突してきた何者かに襲われ、めった刺しにされてしまう。一命をとりとめたドンスは復讐のために、独自に犯人探しを開始する。事件を聞きつけたチョン・テソク刑事(キム・ムヨル)は、近隣で発生していた同様の手口の殺人事件と同一犯の仕業だと推理する。組織の論理を無視し、手段を選ばないチョン刑事は、手がかりを求めてドンスにつきまとう。利害関係の一致した2人は、情報を共有しながら犯人を追い詰めていくが、その間も殺人鬼は犯行を重ねていく。

〈解説〉

ヤクザの組長と刑事が協力してシリアルキラーを追うノワール・エンタテインメント。監督・脚本は、これが長編第2作となるイ・ウォンテ。110分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★★「ヤクザと刑事が悪魔を捕まえる」という奇想のドラマを凄い馬力とスピード感で。親分役俳優の貫禄。ラストも見もの。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆きらきらスーツで鉄拳を揮うマ・ドンソクの重量感と愛嬌が、韓国スリラーの枠をぶち壊していく。米国育ちが隠し味か。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆マ・ドンソクの組長ぶりがいい。ラストの片頬を緩ませる笑いに胸躍り、極悪非道のヤクザ映画を気持ち良く楽しめた。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆濃厚さよりプログラムピクチャー的な軽みが売りか。東映感溢れるマブリー映画の水準値。ロックギター主体の劇伴が◎。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆人詰サンドバッグでボコボコの掴みはOK。エネルギッシュな見た目だが本筋は案外シンプル。楽しい乗り物に乗る気分。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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『悪人伝』(韓)
7月17日(金)より、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー
http://klockworx-asia.com/akuninden/

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