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《三浦春馬さん追悼》恩人が明かす“天才子役時代”とその後の苦悩「役に入りすぎて不安定になることも」

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 7月18日13時頃、東京・港区にある自宅マンションで首を吊った状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された俳優の三浦春馬さん。30歳という若さだった。部屋からは遺書のようなものも見つかり、警視庁は自殺と見て捜査している。

三浦春馬さん

 

 報道から数時間後、所属事務所のアミューズは公式サイトで三浦春馬さんの逝去を発表した。

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《弊社所属の三浦春馬が、2020年7月18日に亡くなりました。ファンの皆さま関係者の皆様におかれましては、ご心配、ご迷惑をお掛けしておりますが、詳細に関しましては、現在確認中であり、改めてご報告させていただきますので、何卒ご了承の程 宜しくお願い申し上げます 株式会社アミューズ》

三浦春馬さん(本人のインスタグラムより)

 茨城県土浦市出身の三浦さんは、幼少期から芸能スクールで演劇を学び、1997年に7歳で出演したNHK連続テレビ小説「あぐり」で芸能界デビュー。2002年には映画「森の学校」で初主演を果たした。同作品の監督を務めた京都在住の西垣吉春氏(73)が三浦さんの早過ぎる死に悔しさを滲ませる。

「春馬君と出会ったのは彼が12歳の時」

「ニュースで見てびっくりしているんですけど、非常に残念です。私が春馬君と出会ったのは、彼が小学校5年生で12歳の時でした。それから彼はどんどん成長して売れっ子になって、私の手の届かないところに行きましたので、『元気にやってるかな? 元気にしていてくれたらうれしいな』と思っていたところでした。将来、35歳を過ぎて40代になったときには、日本の映画界や演劇界を担う人になってくれているだろうと期待していたのに……」