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山本裕典 懺悔告白60分「『とっとと引退してください』とまで書かれたけどホストまがい営業はしてない」

“舞台クラスター”座長初インタビュー

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 キャストやスタッフ、観客らが新型コロナウイルスに感染した舞台「THE★JINRO-イケメン人狼アイドルは誰だ!!-」(※以下「THE★JINRO」)。新宿の小劇場・シアターモリエールで6月30日から7月5日まで上演されたが、これまでで感染者数は70人を超え、全観覧者を含む約850人が“濃厚接触者”に指定された。

 各地で舞台がやっと再開され始めたタイミングで発生した”舞台クラスター”だけに、その余波は大きかった。これまでの報道でも、「出演者がホストまがいな営業をしていて観客とハグや握手をしていた」「体調不良の出演者がいたのに舞台を強行した」などと杜撰な管理体制が指摘され、業界内外から批判の声が上がっている。

 この舞台で、座長を務めていたのが俳優の山本裕典(32)だ。都内の病院に入院していた山本は7月17日に退院していた。

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山本裕典(「THE★JINRO」特設サイトより)

「文春オンライン」では、退院直後の山本を電話直撃。60分にわたって、その胸中を聞いた。

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「やっぱり謝罪を一番にしておきたい」

——退院されたいま、率直な気持ちは?

「今回の件で濃厚接触者が800人、その御家族や周囲の人まで考えたら相当な数の人が関わってる問題になってしまった。これまでコロナの感染防止を訴えてきた身でもあるのに、謝罪することでどうこうなるものではないんですけど、やっぱり謝罪を一番にしておきたいです。感染してしまった方々の家族、周囲の方々の無事がやっぱり一番だと思って、そこを強く祈っています。そして1日でも早くこの問題が終息するのを願ってます」

——ご自身のいまの体調はいかがですか?

「体調は大丈夫です。長い病院生活だったので、体力は入院する前に比べたら落ちてるんですけど、もう熱もないし、だるさや頭痛、咳、くしゃみ、といった症状も全くなです」