「豪雨被害の最中の7月9日夜、武田良太防災相が赤坂の焼き鳥屋で記者10人ほどと飲み会をしていたのです。9日は熊本県で4人、大分県で1人の死者が確認され、捜索活動の真っ只中だったのに」(永田町関係者)
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武田氏は安倍政権を支える重鎮、二階俊博幹事長の側近として知られ、昨秋の内閣改造で国家公安委員長兼防災担当相として初入閣。福岡出身で、豪雨被害直後の4日から熊本に入った。
「本来、大臣は東京での対策会議に出て指揮をとるもの。現地はただでさえ忙しいのに、大臣がいけば警察やアテンドする自治体職員が忙殺される。なのに武田氏は『被災地に行くんだ』と宣言、そのパフォーマンスぶりに内閣府の職員も困っていた」(官邸関係者)
9日昼も鹿児島にいたが、
「その日の夜、昨年自民党入りした長島昭久衆院議員の二階派入りを祝って、ホテルニューオータニの和食店で二階幹事長や伊吹文明元衆院議長ら幹部が会食していたのです。武田氏も遅れて参加。会の後、9時半から1時間ほど記者たちとの飲み会が行われたのです」(前出・永田町関係者)
大手紙は朝日以外全社、加えて共同と時事、NHK、テレ朝、フジテレビなど約10人の記者が参加。だが9日は、コロナの新規感染者が都内で200人超。店内には最大26人が座れるお座敷もあるが、三密状態だったことは想像に難くない。