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2020/08/04

後継者問題の行方は?

 そして3つ目の不安が後継者問題だ。18年6月に日産自動車出身の吉本浩之氏を社長に昇格させ、ポスト永守を見据えた「集団指導体制」に移行。だが、今春、永守氏は「創業以来で最大の失敗。意思決定が遅くなった」と吉本氏らを降格。日産副最高執行責任者だった関潤氏を社長に据え、永守氏との二頭体制にした。

 同社自身、有価証券報告書で「永守氏の突然の離脱があった場合、そのことがNIDEC(日本電産)の事業、経営成績、財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります」と認めている。

 日本電産の広報は「中国のEVは米国に輸出がほとんどなく、米中対立の影響を受けにくいと見ています。5G関連は欧州にも製品を提供しており、米中対立の影響は軽微と考えます。関を社長に迎え、後継体制は整いつつあり、懸念は小さくなりつつあると考えています。50年発言はいつまでも成長発展させたい永守の創業者としての熱意とご了解ください」と答えた。

 永守氏がバトンを渡すのはしばらく先のようである。

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