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連載シネマチャート

ゲームに夢中だった少年が父親と挑んだ“無謀すぎる挑戦”とは 「グランド・ジャーニー」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

南仏のカマルグで雁の研究をしている気象学者のクリスチャン(ジャン=ポール・ルーヴ)は、超軽量飛行機で絶滅寸前の渡り鳥に飛行ルートを教えるという無謀なプロジェクトに熱中している。元妻と暮らす息子のトマが、バカンスの5週間をクリスチャンと暮らすためにやってきた。オンラインゲームに夢中の14歳にとって、自然しかないカマルグは退屈だったが、孵化した雛を積極的に世話し始める。そして、父親のプロジェクトを実行するために、成長した鳥たちとともに北極圏へ向かう。

〈解説〉

「バードマン」の愛称で知られる活動家、クリスチャン・ムレクをモデルに、父と息子の挑戦と冒険を描く。『ベル&セバスチャン』のニコラ・ヴァニエ監督作。113分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆こんなにまぢかに渡り鳥の飛行中の姿が見られるなんて! 鳥の目で見る人間たちの暮らし。えんえんと見ていられる気分。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆お説教に傾かず、無鉄砲な少年を大空に解放したのが勝因。カマルグ湿地帯やラップランドの風景に美と厳しさが同居。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★★実話に基づくということに驚く。大空を飛ぶ鳥目線の光景に気持ちも解放。命を繋ぐ想いが鳥を家族を人を力強く導く。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆心躍る少年と鳥の詩。冒険譚にネイチャードキュメンタリーの要素が組み込まれ、ほぼ実写版『ニルスのふしぎな旅』!

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆野鳥たちと一緒に飛ぶイカロスの如く、美しさ誇る映像。でも巣を作る野生種の鳥に必要なのは機械音のない平和だった。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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『グランド・ジャーニー』(仏、ノルウェー)
新宿バルト9ほか全国順次公開中
https://grand-journey.com/

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