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連載シネマチャート

MI5にスパイ容疑で逮捕された老女の実話……彼女の過去に隠された意外な真実とは? 「ジョーンの秘密」を採点!

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〈あらすじ〉

80代の未亡人、ジョーン・スタンリー(ジュディ・デンチ)は、司書の仕事を引退し、ロンドン郊外に1人で静かに暮らしていた。2000年5月、1940年代に核開発の機密をソ連に漏洩した容疑で、MI5に突然逮捕される。取り調べは1938年まで遡る。ケンブリッジ大学で物理学を学んでいたジョーン(ソフィー・クックソン)は、同級生に誘われて共産主義者の会合に参加し、レオ(トム・ヒューズ)とひと目で恋に落ちる。卒業後、核兵器開発機関で働き始めた彼女に、レオは情報をソ連に提供するように要求する。レオへの憤りと己の信念、祖国への愛に葛藤した末、彼女がとった行動とは?

〈解説〉

半世紀前のスパイ容疑で逮捕された老女の数奇な実話をもとにした英国の作家、ジェニー・ルーニーのベストセラー小説を、『十二夜』のトレヴァー・ナン監督が実写化。101分。

© TRADEMARK(RED JOAN)LIMITED 2018
  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆国家機密を盗んだヒロインの真意は、時代相の中で様々に想像される。J・デンチ起用の老いの言い分、もっと見たかった。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆知ればなるほどという逸話。組み立ては堅牢。古典的スパイ映画の味が濃いだけに、メロドラマが強調されたのは惜しい。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆高齢のジョーンが、青春只中のツヤツヤのジョーンと重ねて時間を辿る演出が効いている。敵味方関係なく命を尊ぶ実話。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆科学者と政治という難問を抱えつつ恋愛体質のヒロイン。意志と情動を徒に混濁させるエリートの国家的迷走に興味津々。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆ケンブリッジとKGBとMI5。スパイ、メロ、スリルと入れ込み過ぎのフラッシュバックはデンチのパフォーマンスと相容れず。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
© TRADEMARK(RED JOAN)LIMITED 2018

『ジョーンの秘密』(英)
8月7日よりTOHOシネマズ シャンテほかロードショー
https://www.red-joan.jp/

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