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「僕は合わせる」三浦春馬 死の前夜、松岡茉優と交わした演技論

 7月18日に自ら命を絶った俳優の三浦春馬(享年30)。死後1カ月が経ったが、三浦の演技を再評価する声が高まっている。終戦記念日の8月15日には「太陽の子」(NHK)が放映された。同ドラマは太平洋戦争末期、原子爆弾の開発を命じられた科学者たちの苦悩を描いた物語だ。

三浦春馬さん ©文藝春秋

「三浦が演じたのは京都大学に籍を置く科学者・石村修の弟で軍人の裕之。物語の終盤、裕之は仲間が次々戦火に散っていくことに葛藤を覚え、海岸で入水自殺を図るのです。柳楽優弥が演じる修が間一髪で救い出し、海辺でもみ合いになるシーンは圧巻でした」(スポーツ紙記者)

柳楽優弥 ©文藝春秋

 NHK関係者がその舞台裏について証言する。

「あの入水シーンを撮影したのは、去年9月中旬。裕之が修に平手打ちされるアイデアは、三浦さんと監督の話し合いの末に生まれたものです。早朝4時半からスタンバイしていた三浦さんは『あまり深く考えずに演じたい』とスタッフに語っていましたが、一発OKが出てバスタオルで包まれた後に、ホッとしたように微笑んでいたといいます。でも、いま考えると、彼は役柄の人生と自分の人生をシンクロさせていたのかもしれない」

髪を短く刈って撮影に臨んだ(NHK特集ドラマ「太陽の子」より)

 9月15日からは、もう一つの遺作ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(TBS系)が放送開始する。撮影スタッフが語る。

「三浦さんは亡くなる前日も夜10時過ぎまで撮影していました。主演の松岡茉優さんは役柄を突き詰めて作っていくタイプで『ここのシーンは違うと思う。私はこういう芝居をやっていきたい』と台本や演出方法についてスタッフや三浦さんの前で話していました。そこで三浦さんの意見も聞いたところ、彼は『彼女がやりすいようにやりましょう。僕はそれに合わせて演じていきます』と。三浦さんの言葉を聞いたのはそれが最後になってしまった」

松岡茉優 ©文藝春秋

「週刊文春」8月19日(水)発売号では、遺作ドラマの撮影現場における三浦の様子を詳報。また高校時代の恩師や親友などが、三浦の俳優業にかける思いなどについて証言している。

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