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リストラの裏で…「プリンセス号」運航会社社長「船内で高級ワイン」に社員から疑問の声

 新型コロナウイルスの集団感染が今年2月に確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」。運航会社の日本法人「カーニバル・ジャパン」(以下CJ社)で堀川悟社長の私的流用疑惑について、社員たちから疑問の声があがっていることが「週刊文春」の取材で分かった。

2月から5月まで横浜に停泊していたプリンセス号 ©共同通信社

 CJ社は世界最大の客船運航会社である米国の親会社が、日本進出を目的として2012年に設立。2015年から堀川氏が社長を務めている。CJ社はダイヤモンド・プリンセス号をはじめとするクルーズ商品の販売や発券を行っていたが、今年2月、プリンセス号の乗客乗員712人が新型コロナ肺炎に感染し、うち13人が死亡する集団感染事案が発生し、国内外に衝撃を与えた。

 現在、米国の親会社カーニバル傘下のプリンセス・クルーズの運航はすべて停止しており、CJ社は6月から従業員約70人のうち4割近くに退職を求めるリストラを始めた。退職に合意しなかった7人を6月末に解雇し、そのうち3人がCJ社に解雇無効などを求め、東京地裁に提訴するなど、社内は混乱している。

 加えて、社員や元社員からは、CJ社のトップである堀川社長の言動、資質を疑問の声があがっている。

「堀川社長は前社長と違って出張がやたら多く、何でもかんでも経費につけ回すことで有名でした。昨年の秋も、役員たち数名とダイヤモンド・プリンセス号の船内で社割制度を使って高級ワインを飲み、1晩で25万円も使った」(社員)

パンフレットに掲載されている船内の様子

 ダイヤモンド・プリンセス号の集団感染発生後も、こんなことがあったという。