昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載THIS WEEK

“虹プロ”J・Y・パークの言葉になぜ心を掴まれる?「重視するのは歌やダンスより“人柄”」

“虹プロ”の略称で、韓流アイドルオーディション番組「Nizi Project」(日本テレビ傘下のHuluなどで配信)が若者を中心に大ヒットしている。

「オーディションには約1万人が参加し、最終的に日本の女子9人が『NiziU』に選ばれた。『メイク・ユー・ハッピー』のミュージックビデオはYouTubeで9300万回再生を記録し、今年11月にメジャーデビューする予定。彼女たちより注目の的なのが、総合プロデューサーのJ・Y・パーク氏(48)。“理想の上司”と評判なのです」(芸能記者)

ウィル・スミスやSMAPにも楽曲提供 ©共同通信社

 どこが理想なのか?

「人と比べて叱ることをしません。経験が乏しい参加者にも歌やダンスを細かくアドバイスして、どれだけ成長したかを評価する。選ばれなかった人にも『一人一人が特別じゃなかったら生まれて来なかったはず』などフォローを欠かさないのです」(韓国エンタメライターのK-POPゆりこ氏)

 なぜ、パークの言葉は人の心を掴むのか。その理由は、過去の挫折にあった。歌手志望だったパークは、日本の早慶にあたる延世大学で政治学を学びながら、仲間とバンドを組んだ。

「学生時代にグループのボーカルとして活動したが、容貌に重点が置かれていた当時は受け入れられず、オーディションに落ち続けた。そんな彼に人気作曲家のキム・ヒョンソク氏が救いの手を差し伸べ、2年間自宅に住まわせ、作曲に必要な技術を教えたのです。キム氏が演奏する様子をパーク氏は後ろから眺めてメモした。そのノートは100冊以上に上ったそうです」(オペラ歌手の田月仙(チョンウォルソン)氏)