昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載THIS WEEK

「社会党のプリンス」に感じる時の流れ

 社会党結党メンバーで同党副委員長まで務めた父・勇氏の長男。90年に衆院初当選、44歳だった93年に党ナンバー2の書記長に抜擢され、「社会党のプリンス」と呼ばれた。社会党右派の中核として活動。96年には社民党を離党し、民主党結党に参加した。「政党合流をめぐる今の赤松氏の言動を見ると、2点で時の流れを感じる」と話すのは野党のベテラン議員だ。

 1つは野党の非力さ。民主党には、小沢一郎氏や鳩山由紀夫氏ら自民党出身から、米沢隆氏ら民社党出身、赤松氏ら社会党出身まで左右幅広く集まった。自民党に代わって政権を担える政党を作るため、自分たちの主張を各々が抑えていた。だが今や政権交代は非現実的で、主張を抑える必要がなく、それぞれが原点回帰。「原発ゼロや護憲は社会党そのもの。『中道』という言葉を嫌うのは、かつてライバルだった民社党の主張だったから」(同前)。

 2つ目は人間の老化だ。「プリンスも今や72歳。年をとると、頑固に持論にこだわる」。合流新党は、政権交代と転落を味わった民主党の呪縛だけでなく、それ以前の社会党、民社党の呪縛にも悩まされそうだ。

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

週刊文春をフォロー