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【巨人・澤村、ロッテに電撃移籍】「アイツはこのままじゃ終わる」 澤村拓一に同情の声が上がらない理由

 巨人の澤村拓一投手(32)とロッテの香月一也内野手(24)の交換トレードが成立したことが9月7日、両球団から発表された。

 今季澤村は、開幕一軍入りしたものの、防御率6.08の成績で7月26日に二軍に降格。その後も制球が定まらず、阿部慎之助・二軍監督の判断で三軍へ。大学生との試合に4登板無失点で、9月1日から二軍に再昇格していた。

 厳しい措置にも、なかなか調子が上がらない澤村に対する周囲の声を報じた「週刊文春」8月27日号の記事を再公開する(日付、肩書、年齢等は掲載時のまま)。

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 セ・リーグ首位を独走する巨人。イケイケムードに1人取り残されているのが、原辰徳監督が「リリーフ陣のリーダー」と見込んでいた澤村拓一投手(32)だ。

「開幕前からの不安定な投球が全く改善されないまま。最速158キロと球速に衰えはないが、右打者の頭部付近にすっぽ抜けたかと思えば、ホームベースのはるか手前でワンバウンドするなど、制御を完全に欠いている」(スポーツ紙デスク)

ロッテ移籍が発表された澤村 ©共同通信社

 今季は一軍で13度登板し、与四死球が10個で防御率6.08。7月26日に二軍行きを通告されたが、8月7日のDeNA戦でも同点の8回に四球を3つ与え、4失点と大炎上した。

「中大の先輩でもある阿部慎之助二軍監督が『アイツはこのままじゃ終わる』と激怒。そのまま三軍落ちが決まりました」(同前)

 制球難は精神的な要因から体が思い通りに動かない“イップス”が原因だと囁かれるが、「原監督は『精神面に逃げる人は神頼みでもすればいい』と突き放しています」(巨人番記者)。

 三軍では過去の良かった時の自分の映像を見るイメージトレーニングと走り込みを行ったという澤村。

「当初はボールにも触らせない方針でしたが、5日ほどして効果が見られたということなのか、投球練習を再開しました」(同前)

 15日には上武大との交流試合に先発。1回を無失点に抑えたが、やはり2番打者に四球を与えている。