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八重樫が「妥協しない練習」をするようになったある出来事

 引退会見で「常に納得できる練習をしていたから、諦めない心を作ってこられた」と語った八重樫。

「今年2月に会長から引退勧告されて受け入れたはずなのに、7月頃にもジムでムチャクチャ練習してたんです(笑)。最後の試合になった去年12月の敗戦翌日も練習してて、『何やってんだ。休め!』と会長から止められてました。そういう選手です」(前出・記者)

 大橋会長に言わせると、「デビュー当時はフツーのボクサーでした」。それが、試合で顎を2カ所骨折して入院したことと、かつての対戦相手がその後の試合中に意識不明となり、後に亡くなるという出来事を経て、「妥協しない練習をする、ボクサーの鑑になった。16年、間近で見てきて、人間ってこれだけ変われるのかと思いましたね」(同前)

 35戦28勝(16KO)7敗の戦績以上に、記憶に残るボクサーだった八重樫。今後は後輩を育てる立場になるという。

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