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照明さんの仕事にも口出しを

「福田さんは当時10代ということもあって、かなり勝気な子だなという印象でした。監督に対して『こうしたほうがいいと思う』と意見をしたり、しまいには照明さんの仕事にも口出しをしていた。

 その背景にあったのが、オスカーの手前味噌な“ゴリ押し体質”です。当時の古賀社長は『言いたい事は言っていいんだ』『主演を食ってこい!』などと福田さんに発破を掛ける。福田さんはそれを真に受け、撮影現場での態度にもそれが思い切り出ていた。誰が見ても、ツッパっていた。古賀社長も強気で押し出しすぎた」

オスカー古賀誠一会長 ©時事通信社

 だが、福田が業界で“干された”理由は「櫻の園」の大コケだけでも、ツッパリの性格だけでもない。当時まだ若手アイドルだった嵐の櫻井翔との共演時、ジャニーズ事務所の現社長である藤島ジュリー景子氏を激怒させたことが、大きな原因だという。

「2009年公開の櫻井さん主演映画『ヤッターマン~YATTERMAN~』で、福田さんはヤッターマン2号を演じました。その撮影現場が酷かった。『ヤッターマン』は『櫻の園』と同時期の撮影でした。撮影スタジオも隣同士だったのです。福田は2本の映画を同時に掛け持ちしたわけです。

 しかし、オスカーの制作であり、福田さんも主演作品なので、当然『櫻の園』に力が入る。当時の福田さんのマネジャーは撮影スケジュールについても、『櫻の園』を優先したのです。たとえば、『ヤッターマン』での出演シーンに福田が間に合わない場合、代役を立ててバックショットでしのいだりしたのです。そんなことが何度もあった。それで、ジュリーさんが『うちの櫻井主演の映画で何をやってくれているの!』と激怒したのです」(ドラマ制作関係者)

映画「ヤッターマン」ポスター

 この撮影がきっかけで福田はジャニーズタレントとの共演ができなくなったという。