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連載シネマチャート

ナチスに潜入した二重スパイの運命は…実在の女優を描いた「ソニア ナチスの女スパイ」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

第二次世界大戦中、ナチス占領下のノルウェーで、ソニア・ヴィーゲット(イングリッド・ボルゾ・ベルダル)は女優として活躍していた。その人気に目をつけたナチスの国家弁務官テアボーフェン(アレクサンダー・シェーア)は、彼女をプロパガンダに利用しようと画策する。その頃、隣国スウェーデンの諜報部から、スパイとしてナチスに潜入するよう要請されていたソニアは、強制収容所にいる父親を助け出すために、テアボーフェンに接近する。テアボーフェンの寵愛と信頼を勝ち取った彼女は、ナチスのスパイとして、北欧諸国の情報を収集するよう依頼される。

〈解説〉

ノルウェーの映画・テレビ業界で活躍するイェンス・ヨンソン監督作。二重スパイとして暗躍した女優の実話を描く。110分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆映画と妙に相性がいいナチス物だが北欧が舞台なのが異色。スパイのスリル感よりメロドラマ感が愉しい。衣装も見もの。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆ややコクが足りないが、各国のスパイがストックホルムで暗躍していたのはよくわかった。ナチスと北欧の関係は複雑だ。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆美しく妖艶な女優がスパイならば騙し騙されのサスペンスと思うが、戦時下に心身を苛まれる家族想いの娘の切実さが要。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆二重スパイの数奇な運命。ナチズム下での北欧独特の政治的立場が浮き彫りに。もう少し実録物としての克明さがあれば。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆映画を通じて覗くスパイとして生きる女優の苦悩。死後二十数年経っても明らかにされなかった彼女の勇気に祈りを捧ぐ。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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『ソニア ナチスの女スパイ』(ノルウェー)
新宿武蔵野館ほか全国順次公開中
http://sonja-movie.com/

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