「えっ、僕何かしましたか?」
警察署のソファーで飛び起きた俳優の田中圭(36)は自らが置かれた状況をすぐに理解できず、思わず目の前の警官に尋ねたという。
◆◆◆
「困惑する彼に警官は『いや、寝ていただけなんだけど、タクシーの料金を払えてないみたいだよ』と説明したそうです。前の晩、スタッフと居酒屋で飲んでタクシーに乗ったところまでは覚えていたが、車内で“寝落ち”してからの記憶がすっぽり抜け落ちていたと聞きました」(田中の知人)
8月初旬、田中はコロナ禍の影響でずれこんだ過密なスケジュールをこなしていた。前日ほとんど寝ていなかったこともあり、酒を飲んで眠気に襲われた田中は1人で先に帰ろうとタクシーに乗り込んだという。
「運転手さんが声をかけても反応がなかった。タクシー会社の規定で客の体に触れることができないため、警察に通報して保護されたというのがことの顛末。警察署で2時間ほど寝たあと、経緯を知らされた彼は慌てて運転手さんに詫び、料金を支払ったことでことなきを得ています」(同前)
この騒動を1カ月後の9月4日に“スクープ”したのはNHKだった。