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「兄はがんばってます」…元TOKIO山口達也の実弟が語っていた「闘病生活」と「芸能界復帰計画」

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 9月22日、元TOKIOの山口達也容疑者が、東京・練馬区で酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されていたことがわかった。

 午前9時半ごろ、練馬区桜台の交差点で山口容疑者が運転するバイクが信号待ちをしている車に追突。警察が駆け付け、山口容疑者の呼気を調べたところ、アルコールが検出されたため、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕された。山口容疑者は容疑を認めているという。

 山口容疑者は2018年に発覚した女子高生への強制わいせつ事件の犯行現場でも飲酒しており、アルコール依存の疑いも取り沙汰されていた。そんな山口容疑者の闘病生活と、当時あった“芸能界復帰計画”を報じた「週刊文春」2019年1月3・10日号の記事を全文公開する(日付、肩書、年齢等は掲載時のまま)。

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「見舞いには行っておりますが、変わりありません。何も変わりませんので……」

 そう話すのはTOKIOの元メンバー・山口達也(46)の母だ。事件から10カ月近くが経った今も、山口は首都圏近郊で闘病生活を送っている――。

 山口が酒に酔った状態で女子高生を自宅に呼び、無理やりキスを迫るなどのわいせつな行為を働いたのは2018年2月。4月に書類送検(起訴猶予処分)され、謝罪会見を開いた。

「当初、ジャニーズは無期限謹慎処分とし、山口も『私の席がそこにあれば、またTOKIOとして……』と復帰を望んでいたが、世間の批判は大きく、グループを脱退。事務所との契約も解除されました」(ワイドショーデスク)

2018年、謝罪会見での山口達也容疑者 ©文藝春秋

 その際、ジャニーズは残されたTOKIOの4人が今後〈茨の道を歩むことになる〉と予告。事実、ベースを担当していた山口が抜けたTOKIOは音楽活動の休業を余儀なくされ、昨年まで24回連続で出場し続けた紅白歌合戦の選にも漏れた。

「これまでヒット曲の少ない彼らをNHKにプッシュし続けてきた藤島ジュリー景子副社長も、さすがに早い段階から出場を断念していたようです。2019年のデビュー25周年に向けて計画されていた全国ツアーも白紙撤回。新しいアルバム制作も頓挫したままです」(音楽関係者)

 事件後、山口が入院していたのは躁鬱治療の専門病院だった。

「プライバシーの保護が徹底され、設備は高級ホテル並み。不祥事を起こした著名人が“雲隠れ”する施設としても知られ、飲酒、ひき逃げで逮捕された元モーニング娘。の吉澤ひとみも一時入院していました。もっとも入院費が高額でファンやマスコミに場所を知られてしまったことから、山口はすぐに神奈川県内にある別のクリニックに転院しています」(芸能記者)