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メンバーと連絡をとっていたのに…山口達也“飲酒逮捕”で「TOKIO再結成」のシナリオはぶち壊された

メンバーと連絡をとっていたのに…山口達也“飲酒逮捕”で「TOKIO再結成」のシナリオはぶち壊された

周囲は“山口合流”に向けて動きはじめていた

2020/09/23

「お酒を飲んでバイクを運転し、事故を起こしたことは間違いありません」

 4連休の最終日だった9月22日、衝撃のニュースが飛び込んできた。元TOKIOの山口達也容疑者が、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されたのだ。

「山口容疑者は午前9時半ごろ、大型バイクを運転中に練馬区桜台の交差点で信号待ちをしている車に追突。周囲の証言によると、山口容疑者はとっさに受け身をとったおかげで怪我なく済んだものの、その後は道路にうずくまるような様子だったそうです。

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山口容疑者の運転するバイクが、信号待ちをしていた乗用車に追突した現場

 不幸中の幸いで、追突した車の運転手にも怪我はありませんでした。しかし、駆けつけた警察が山口容疑者からアルコールの匂いがすることに気づき、呼気を調べたところ、基準値を大幅に上回る1リットル当たり0.75mgのアルコール分を検出。これは500mlの缶ビールを7、8本飲んだ量に匹敵します」(捜査関係者)

すっかりオーラの消えた姿

 つまり山口容疑者は朝9時半の時点で、泥酔状態のままバイクを運転していたことになる。その場で現行犯逮捕された後は警察の取り調べに対し、冒頭の供述のように容疑を認め、「自宅で一晩中酒を飲んでいた。量はわからない」などと話しているという。

 同日午後、練馬署から警視庁に身柄を移される山口容疑者の姿は、多くの報道陣のカメラによって捉えられた。だが、そこからはかつて数々の人気番組に出演し、老若男女から幅広く支持されていたトップアイドルのオーラはすっかり消えていた。

2018年、謝罪会見での山口容疑者 ©文藝春秋

 筋肉質で健康的だった身体は一回り大きくなり、髪の毛も丸坊主に。その姿には、2018年の女子高生への強制わいせつ事件以降、彼が過ごしてきた日々が色濃く刻み込まれているように感じられた。

“山口復帰”に向けて準備は進んでいた

 2年前の事件の際も、山口容疑者は酒に溺れ、自制心を失った結果TOKIOを脱退。ジャニーズ事務所からも契約を解除されるなど、それまで築き上げてきた多くのものを失った。しかし、今回の逮捕によって失うものも、測り知れないほど大きいはずだ。

 というのも、TOKIOのメンバーたちはこの2年間、来る“山口復帰”に向けて少しずつ準備を進めていたからだ。