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路上で背後から口を塞いで胸や局部をまさぐり……

 二階堂は懲役12年の実刑判決を受け、仮釈放も認められず2016年に出所するまで服役していた。

2ndシングル「春~spring~」ジャケット

 その犯行ぶりは極悪の一言に尽きる。逮捕の直接の原因となった路上で女性を押し倒した事件を筆頭に、マンションに侵入しての強制わいせつ、路上で背後から口を塞いで胸や局部をまさぐったり陰部をくわえさせるなど、バンド解散から数カ月の間に起こした事件の数は10を超える。ターゲットは10代から20代の若い女性が多く、同一の女子高生が4度襲われたケースまで含まれていた。

「当時のナオキは2003年に結婚したばかりの新婚で、新居に引っ越したばかり。しかも妻はまさに出産間近という時期でした。裁判では妻が、妊娠中で性交渉ができなかったことを理由に減刑を求めましたが、とてもそういう次元の犯罪ではないですよね……」(同前)

甲府では偽名「蒼井」を名乗っていた

 二階堂は当時、妻の姓である「A」という苗字を名乗っていた。2004年の連続女性暴行事件の直後に離婚しているが、元の苗字に戻すのではなく、「二階堂」に改名している。

 実は今回、7月に事件を起こした後に、二階堂は甲府へ引っ越していた。しかしそこでは二階堂ではなく、「蒼井」という偽名を名乗っていた。交流があった近隣住民はこう語る。

二階堂容疑者が8月に引っ越した甲府の家 Ⓒ文藝春秋

「8月頭に、20代前半くらいの女性と一緒に引っ越してきました。『蒼井』と名乗っていました。“蒼井さん”は人当たりがよくて、屋根を直す建築の仕事をしていたみたいなのですが、『こんど家の屋根直してあげようか』と声をかけてくれたりもしました。『台風被害にあった家を直すために全国を転々としている』と忙しそうでしたよ。

 同居の女性は都内で美容師をしていたようですが、辞めてこちらへ引っ越してきたみたいです。女性も近所の子供の髪を切ってあげたりしていました。友達を呼んで庭でバーベキューをしたりもしていましたが、トラブルは全然なかったですね」