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「リアルな現代社会を描くアニメはもっと増えてもいいと思う」 内山昂輝が語るアニメ「池袋ウエストゲートパーク」

TVアニメ「池袋ウエストゲートパーク」インタビュー#2――タカシ役・内山昂輝さん

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 TVアニメ「池袋ウエストゲートパーク」(10月6日放送開始)メインキャストインタビュー。続いて登場するのはマコトと数々の事件を解決してきたGボーイズのリーダー・タカシ役の内山昂輝さん。

 役に対する姿勢から、新しい収録スタイルへの対応まで、メインキャスト随一のキャリアを持つ内山さんはどのように考えているのか。(全3回の2回目。#1#3を読む)

タカシ役の内山昂輝さん

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ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」の思い出

――キャストに決定したときの気持ちをお聞かせください。

 いま「池袋ウエストゲートパーク」をアニメ化するという企画に一視聴者として驚きましたし、それから自分が出演者としてかかわることになり、今度はどのようなアニメになるのだろうというワクワクを感じています。

――前から「池袋ウエストゲートパーク」のことはご存知でしたか?

 もちろん知っていました。小さいころに見たドラマのインパクトが強かったです。

――内山さんの世代だと「池袋ウエストゲートパーク」は年上の人たちが観るドラマだったと思いますが、どのようにご覧になったのでしょうか。

 家族で見ていたと思います。

 

――それはすごいですね。このシリーズが様々なコンテンツに形を変えて広がっていくのは、なぜだと思いますか?

 今回原作を読み始めて初めて知ったのですが、ドラマ版はアレンジが加わっていて、原作小説とはかなり違った雰囲気だったんですね。さらに舞台版はミュージカルだったそうで、小説を読んで読者が自由に想像を膨らませるように、土台となる原作のエッセンスを大切にしながら、様々な作り手たちがアレンジを加えることで広がっていったのだと思います。

――仰る通り、タカシにしても窪塚洋介さん演じるタカシと原作のタカシはかなり違いますよね。

 ドラマ版はエキセントリックなイメージが強かったですね。