昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

殺伐とした現場で働き続けたX子さんに起きた事件

「私の友人X子は、3~4年ほど前に制作会社から『天才!志村どうぶつ園』の現場に派遣されました。以前は他局の報道番組を担当していて、毎日暗いニュースを目にする日々に疲れていた。そんな時に『天才!志村どうぶつ園』のスタッフとして働くことになったのでとても喜んでいました。

 しかし長寿番組だからか、権力構造が硬直化していて、ベテランスタッフらの指導はかなり厳しかったそうです。若いスタッフはすぐに辞めていってしまうので、人手不足もあって現場の空気は殺伐としているようでした。X子は『新人ADがスタッフの前で挨拶しても誰も挨拶を返さなかった……』とショックを受けていることもあった。毎日、とても疲れていました」

 写真を見せてもらうと、被害を受けたX子さん(30代)は落ち着いた雰囲気の女性だった。X子さんは我慢強く現場を続け、1年が経つ頃にはバラエティー制作の仕事にも慣れていったという。事件が起きたのはそんな時だ。

番組プロデューサーからの生々しい“わいせつ写真”

Y氏 《なにしてんのー?》

 2018年8月17日の深夜12時過ぎ、X子さんに番組プロデューサーであるY氏(30代)からLINEが届いた。

「それまでY氏とX子は仕事のやり取り以外にはほとんど話したことがなかったそうです。仲間数人で2回ほど飲んだことがあるくらいの関係でした。ただ、Y氏のことは真面目で上層部からの信頼も厚い頼れる上司だと思っていたようです。なので、Y氏から《なにしてんのー?》というメッセージが送られてきたときも、嫌な気持ちにはならなかったそうです」(Aさん)

 しかし、その後Y氏からのメッセージ内容はどんどんエスカレートしていった。

Y氏 《だから、●●(※X子さん)とえっちはしちゃダメだと思う!》
Y氏 《だから、おなにーする》
X子さん 《そうですね!》

Y氏からX子さんへのLINE(※実際のトーク画面をもとに編集部で作成。メッセージ内容は原文ママ)

 Aさんが続ける。

「その後に《だから、おなにーする》と送られてきて、X子は『さすがに引いた』ようでした。ただ、深夜だったのでLINEを早く終わらせたくて、X子は『笑』などのスタンプメッセージで冗談っぽく返信したそうです。でもその直後にY氏から“ある写真”が送られてきたんです」

 そう言って、AさんはX子さんとY氏とのトーク画面が写った携帯電話を差し出した。Y氏が送信していたのは、仰向けになった男性が勃起した局部を左手で握った生々しいわいせつ写真だった。