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セクハラ被害やその後の仕事の相談メールが消えていた

 そんな傷心のX子さんをさらに追い詰めたのが、日テレ側による“証拠隠滅疑惑”だという。前出のAさんが明かす。

「最近、メールの整理をしていたところ、X子がセクハラ被害や、その後の仕事について上司らに相談していた20~30通に及ぶ社内メールが消えていたそうなんです。『半沢直樹』で市川猿之助さんが演じる伊佐山部長が不都合な事実が記された社内メールをサーバーから削除し、隠蔽を図るシーンが描かれていたので、X子にも『もしかしたら……』という疑念が湧いてきたようです。

 送っていた相手はセクハラを相談した局長、局次長、チーフプロデュ―サー、統轄プロデューサー、プロデューサー。局長からは『この5人はあなたの応援団だと思っていただいていい』と言われていたそうで、親身になって相談にのってもらっていたのでとても動揺していました。消去されたメールには、当時、局長だったZ氏からの《一番大事なのはX子さんを守ること》《嫌な気持ちが少しでも癒えて、いいかたちで仕事ができるといい》という文言もあったそうで、X子は日本テレビ側が意図的に証拠メールを隠滅したんじゃないかと疑っています」

 X子さんはセクハラ被害や、その後の日本テレビの対応で心身の調子を崩しているという。

「被害後、X子は日本テレビが誠実に対応してくれるだろうとじっと我慢していました。しかし、Y氏からの謝罪はなく、何事もなかったかのように『志村どうぶつ園』が最終回を迎えようとしています。X子はこの現状に心を痛め、頻繁にめまいが起きるなど心身に不調をきたしています。不安やストレスにより、今年7月には激しい吐き気と腹痛で病院に緊急搬送されたこともありました。最近も仕事が手につかず、数週間休みをとっていました。日本テレビはこのままX子との約束を果たさないつもりなのでしょうか……」

志村けん ©文藝春秋

 9月25日夜、セクハラ被害についてX子さんを電話で直撃すると、「よく調べられてますね……」と事実を認めながらも、「申し訳ありませんが、私からは何もお話できません」と多くを語らず、電話が切られてしまった。

日本テレビに問い合わせると……

 日本テレビに番組プロデューサーY氏によるセクハラ行為、X子さんと約束したレギュラー仕事が与えられない理由、X子さんのセクハラ事件に関する社内メールが無断で削除された経緯について問い合わせると、以下の回答があった。

「ハラスメントに関しては、通報者や被害者保護の観点から従来より、その有無を含め、公表しておりません」

 9月26日、16年半続いた「天才!志村どうぶつ園」は最終回を迎える。

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