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巨人ナインが願う「元木さん何とか一軍に…」 その理由は「阿部慎之助が怖いから」

 すでにマジック19を点灯させ(10月3日現在)、セ・リーグ連覇は手中に収めたも同然の巨人。だが、中堅、若手選手たちは目の色を変えてのプレーに駆り立てられている。

「ベンチで怖い“あの人”が目を光らせているからです」(スポーツ紙デスク)

 チームに激震が走ったのは9月16日。元木大介ヘッドコーチ(48)が虫垂炎に倒れ、即日手術のために入院。異例のヘッドコーチ代行として阿部慎之助二軍監督(41)がこの日の阪神戦から一軍ベンチ入りしたのだ。

戦況を見つめる原監督(左)と元木ヘッドコーチ

「試合後に(原辰徳)監督から『思う存分、慎之助らしさを出しなさい』と言われた。僕らしさが何か分からないけど」と殊勝に語った阿部だが、初日から存分に“らしさ”を発揮していた。

「先発の田口麗斗が大量リードの8回に突如乱れて途中降板し、猛反撃を受けて接戦になった。すると阿部さんはベンチで汗を拭う田口の側に向かい、耳元で『こんなことになったのはお前のせいだぞ!』と大声で怒鳴りつけたんです。周りの選手は凍り付いていました」(球団関係者)

 他にもチャンスで簡単にフライを打ち上げた吉川尚輝をベンチ内で公開説教するなど、ナインの空気に緊張感をもたらしている。

 元木も不用意なプレーをした選手に注意はするが、本人は「声を掛ける内容はもちろん、真面目な顔で話すのか、笑顔で話すか。声のトーンや表情一つにも気を遣います」と話している。