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発端はリプレイ映像を見ていた記者の発言

 記者席のモニターにもリプレイ映像が流れており、それを見た1人の記者が両手を左右に広げて「セーフ」と発言。ただ、記者席の窓が開いていたので、近本はたまたま、その様子を目撃してしまったようなのだ。

「コロナ禍で記者席の密を避けるため、神宮はイニング間に窓を開けることを推奨しており、この時も窓が開いていた。間の悪い話で、意図した情報伝達ではなかったんです」(前出・記者)

 ところが森審判はバックネット際まで行き、記者たちをこう“恫喝”した。

「どこの社だ? ここで取材できなくしてやるぞ!」

 だが、当の記者は席を外しており、森審判は次のイニング間にも記者席まで来て“犯人探し”を続行。その様子を見た矢野監督が審判団に問いただし、“激怒シーン”につながったのだ。

©iStock.com

 事の真相を把握した森審判は翌日、矢野監督に謝罪。当の記者にも謝ったのだが、その際、恫喝発言などについて「書かないでくれ」と付け加えたという。

「原因となる行為をした記者も胸を張れる話ではありませんが、『書かないでくれ』って幕引きは、公平なジャッジをする立場の審判が言うことじゃないですよね(笑)」(前出・記者)

 潔く非を認めるのは「セーフ」だが、カッカしてしまっては「アウト」である。

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