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光浦靖子「49歳になりまして」芸歴28年・もう一つの人生も回収したい

「文藝春秋」11月号「巻頭随筆」より

英語から逃げた分岐点に戻って、もう一つの人生も回収したい

 外国生まれの日本人の友達がいます。彼女は10代で日本に戻って来た時、虐められたそうです。「違う」と。でも彼女は「世界はここだけじゃない」ということを知っていたから、虐めを乗り越えられたそうです。仕事も友人も住む場所も、「世界はここだけじゃない」を知ったら、どれだけ強くなれるんだろう。私はそれを知りたいのです。英語から逃げた分岐点に戻って、もう一つの人生も回収したいんです。私には時間があり過ぎるし。

©文藝春秋

 コロナ以降、テレビに映る人が変わったようです。お笑い第7世代と呼ばれる若手、去年まで顔も名前も知らなかった人たち。となると、今までその椅子に座ってた人らはどうなるんだろう……のその人らの一人が私です。マジでやばい! リアル緊急事態なはずなのに、不思議と心は穏やかです。コロナで留学もできず今は生殺し状態なのに、行動を起こさなくても、決心するだけで心境は変化するようです。相変わらず、金のかからない女です。

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 光浦靖子さんの寄稿「留学の話」は、「文藝春秋」11月号の「巻頭随筆」と「文藝春秋digital」に掲載されています。

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