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「ヨコミネ式は、ゆとり世代向けののんびりとした教育方法を取り入れた保育園が増えてしまった中で、『子供を甘やかさない』という珍しさで注目されたのだと思います。ただ、いまはカネ儲け主義です。講演会やヨコミネ式の窓口はヨコミネ株式会社が担っていますが、ヨコミネ式を導入した全国に400ある保育園から月3万円のロイヤリティーを徴収する契約をしています。それで毎月1000万円近いお金が集まるのです。

ヨコミネ式教育法ウェブサイトより

 ホームページでは教材の作成やヨコミネ式テストの検定を行っている『一般社団法人SKY子育てプロジェクト』が現在も宣伝されていますが、この法人は今年8月24日に閉鎖されていて既にありません。存在しない団体が検定料を受け取って、賞状を送っている状態です。法人が閉鎖された理由も父に近い女性社員と『SKY子育てプロジェクト』の担当だった私の意見の食い違いが起こり、父がわずか1年ほどで同法人の閉鎖を指示したのです」

突如「会社の代表権を譲り、いろいろ整理したい」

 現在、A子さんの3人の子供は保育園の運営に携わり、長男は2004年に開設された保育園の副園長。長女はヨコミネ株式会社の取締役。二女は系列学校の園長を務めている。だが、経営母体である「ヨコミネ株式会社」の登記を確認すると、取締役に親族ではないC子という名前が確認できる。吉文氏の長女によると、「C子は内縁の妻で、69歳の父よりも10歳くらい年上で保育などの経験はない」という。

テレビ局の取材を受ける横峯吉文氏(ヨコミネ式教育法ウェブサイトより)

「母と父の別居が始まった25年ほど前に、彼はスナックで働いていたC子と出会った。夫も子供もいるC子と、それまで母と住んでいた自宅で暮らしはじめたのです。別居中に父から母に離婚調停の申し出がありましたが、母としては、すっきりしたかったそうですけど、『離婚しないことが彼に対する唯一の抵抗』だと、離婚はしなかった。父はC子を会社の役員に入れるなど公私混同はあからさまです。若い女性保育士たちを可愛がったり、自分に甘えてくる子をひいきして給料やボーナスを多くあげるのです。真面目に働いているスタッフに対して示しがつきません」(長女)