「週刊文春」への回答翌朝に掲載されたお詫び記事
「週刊文春」は10月12日(月)午前10時、読売新聞にA記者の逮捕及び在宅起訴に関して事実確認を求める質問状を送付。読売新聞グループ本社広報部からは同日夜の午後11時41分、以下のような書面回答があった。
「お尋ねのソウル支局記者については、今年7月14日未明、酒に酔って帰宅したソウル市内の自宅マンション前で騒ぎ、駆けつけた警察官に唾を吐くなどしたため、現行犯逮捕され、数時間後に釈放されました。9月10日付でソウル中央地裁に在宅起訴され、読売新聞東京本社は同25日付で出勤停止15日の懲戒処分にしました。
なお、逮捕容疑、起訴罪名は公務執行妨害だけであり、記者本人の精神的な状況や懲戒処分期間が終了していなかったことを踏まえ、これまで報道を控えていたものであって、日韓関係を考慮したわけではありません。本紙記者が在宅起訴されたことを重く受け止め、ご迷惑をおかけした方々に深くおわびします」
この回答が「週刊文春」編集部に届いた翌朝、読売新聞10月13日付朝刊社会面で、A記者の懲戒処分を発表。「記者本人の精神的な状況や懲戒処分期間が終了していなかったことを踏まえ、これまで報道を控えていました」と、逮捕の事実などを発表してこなかったことを釈明する記事を掲載した。
10月15日(木)発売の「週刊文春」では、A記者の人柄や担当記事、事件の経緯などについて報じている。

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